今回は毎年ここにくると折り返しだな~と思わせてくれる2015 F1 第9戦 イギリスGPについてです。
まずは決勝結果から。
1 | Lewis Hamilton | GBR | Mercedes | 1:31:27.729 | |
2 | Nico Rosberg | GER | Mercedes | +10.956s | |
3 | Sebastian Vettel | GER | Ferrari | +25.443s | |
4 | Felipe Massa | BRA | Williams | +36.839s | |
5 | Valtteri Bottas | FIN | Williams | +63.194s | |
6 | Daniil Kvyat | RUS | Red Bull | +63.955s | |
7 | Nico Hulkenberg | GER | Force India | +78.744s | |
8 | Kimi Räikkönen | FIN | Ferrari | +1 lap | |
9 | Sergio Perez | MEX | Force India | +1 lap | |
10 | Fernando Alonso | ESP | McLaren | +1 lap | |
11 | Marcus Ericsson | SWE | Sauber | +1 lap | |
12 | Roberto Merhi | ESP | Marussia | +3 laps | |
13 | Will Stevens | GBR | Marussia | +3 laps | |
RT | Carlos Sainz | ESP | Toro Rosso | DNF | |
RT | Daniel Ricciardo | AUS | Red Bull | DNF | |
RT | Max Verstappen | NED | Toro Rosso | DNF | |
RT | Romain Grosjean | FRA | Lotus | DNF | |
RT | Pastor Maldonado | VEN | Lotus | DNF | |
RT | Jenson Button | GBR | McLaren | DNF | |
RT | Felipe Nasr | BRA | Sauber | DNS |
ハミルトンにとっては嬉しい母国での勝利となります。
これまでのレースを振り返ってみると、メルセデスの2人は1度たりともレースを落としておらず、
さらに表彰台を逃すこともないので手がつけられない状態にあるといっていいでしょう。
しかし、このレースでホールショットを決めたのはウィリアムズでした。
せっかくスタートでトップに躍り出たのに・・・
ピットストップをこなすごとにズルズルと後退していき、結果は2台ともが表彰台を逸することに。
雨が絡むと弱体化するのがウィリアムズなのか?
この勝負強さの欠落っぷりは今に始まったことではなく、20年以上も前からやらかしていたのですが
チームの代表が変わった今でもそれは伝統芸のごとく継承されているのだろうか。
これについてはドライバーにも不満があるようで、ボッタスはこんなコメントを残しました。
「最初のペースは良かった。一時は(マッサを)パスすることができただろうけど、
チームがそうしないように言った」
「違う決断ができなかったのか見てみなければならないね。
チームの決定を批判したいんじゃない。そこには理由があると思うから。ただ知りたいだけ」
戦略を間違えてさえいなければ、今季初優勝もあっただけに落胆も大きかったはずです。
このボッタスはフェラーリへの移籍の噂もあり、今後が注目されているだけにこの失態は許しがたいハズ。
果たしてボッタスとウィリアムズの関係やいかに?
さてマクラーレンホンダはといいますと、
アロンソが執念深く走って、今季初となる10位入賞を果たしました。
しかし彼もチームもホンダもこんなところで満足しているわけがありません。
ここのところマクラーレンがホンダをけしかけているという報道が続いていますし、アロンソもまた
苛立ちを隠してはいないようでこんなコメントも残しました。
「退屈している人は来年まで、少なくとも日本GPかその後までテレビを消してよ。
今よりも悪くなりそうだからね」
このコメントについては誤解もあったようで、その後になって釈明をしてはいましたが、
現代F1において最高のドライバーの称号を持つアロンソにとって、フェラーリにいた頃よりも
輪をかけてひどい状況にある現状を嘆きたくなるのも無理はないことですね。
これに対してチームとホンダはどう動きをみせるのか?
アロンソのいう日本GPまでには中段グループに食い込んでくることはできるのか?
現状は目を覆いたくなるような有様ではありますがアロンソとバトンには頑張っていただきたいと思います。
最近はアストンマーチンという名前が出てきたりと、パドック外での話題も事欠かないF1ですが
正直飽きてきましたね・・・
メルセデスが勝ち続けるのも、ルノー陣営がクソミソなのも、フェラーリやウィリアムズがイマイチなのも
そうですが、なによりもレースが退屈なのがどうにもこうにもならんのが一番の問題です。
このことについては色々と模索が続いているようですが、この状況を打破しないことには
先日閉幕したフォーミュラEに追い抜かれたとしても、誰も驚きはしないでしょう。
今のF1に必要なのは真の『レース』なのではないでしょうか?
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