こんにちわ、RYOです。
今日は6月の風物詩、フランスのルマン市で行われる伝統のレースルマン24時間レースについて
ご紹介をば、と思います。
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今年で83回目を迎える世界3大レースの一つにも数えられるクラシックなレースイベントにして
耐久レースの頂点ともいうべきレースであります。
21世紀に入ってから『耐久王』の名を欲しいままにしてきたアウディに対して、
強烈な挑戦状を叩きつけて悲願のルマン制覇に挑むトヨタ、
かつて幾度と無くルマンを制してきた『元祖耐久王』ポルシェ、
そして今回、奇抜なレイアウトながら、この3強に果敢にも挑もうというのが日産。
この4台ワークスによる仁義無き戦いがこれから繰り広げられるのです。
まずは予選の1回目のタイムを見てみましょう。
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なんとトップ3をポルシェ勢が独占してしまいました。
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これがPorsche 919 Hybridであります。
昨年復帰したばかりの状態でありながら、一時トップを走りまして大器の片鱗振りを見せ付けてくれた
のですが・・・わずか1年の間に優勝最有力候補に挙がる躍進振りとは!
『耐久王』の座がポルシェの元へと戻るのでしょうか??
このポルシェに遅れること4秒の位置につけるのが、昨年の覇者アウディです。
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これがAudi R18 e-tron quattroです。
タイムでは引き離されましたが、WECシリーズでは第1戦のシルバーストンと第2戦のスパの両戦で
1位フィニッシュを果たしているだけに本番に強いのがアウディです。
ドライバーも日本でおなじみのアンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ、ロイック・デュバルらを
擁するので彼らがポルシェを相手にどう戦うのかが見物となりそうです。
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今年もまた『耐久王』の座はアウディのものなのか?
そして日本のトヨタは不本意な位置におります。
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こちらがToyota TS 040 Hybrid。
今年でトヨタのルマン初挑戦から30年という区切りのいいときに悲願の初勝利をあげたいのですが
いかんせん6秒も離されていると本番で前に出るのは辛いか?
過去2戦を振り返ってもアウディとポルシェの後塵を拝するだけに厳しい状況にあるといえるでしょう。
最後は今年の目玉といってもよい日産です。
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以前も紹介いたしましたが、他がミッドシップにエンジンをマウントするのに対して、日産は
なんとフロントエンジンにして前輪駆動=FF方式のマシンで挑みます。
かつて90年の大会でポールポジションを奪った名車R90CKのカラーリングを模したマシンも登場。
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非常に楽しみしていたのですが、ふたを開けてみますと・・・勝負にもなっておりません。
トップから21秒離されて、LMP2のマシンとどっこいのところを走っていますので
これでは勝負権など無いにも等しいといわざるをえません。
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これがR90CK。
往年の日産ワークスカラーである白赤青のトリコロールが映える最速車でした。(勝てなかったけど)
まぁ、しかしかつてはこんなマシンでも参戦していました。
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R33スカイラインGT-RをベースとするGT-R NISMO。
いかにも日産らしい無骨なタタズマイのGTカーでしたが、マクラーレンF1をはじめとする
世界の列強には遠く及びませんでした。
あのころを思い出しますと千里の道も一歩からと申しますし、今年は暖かく見守りまして
無事完走してくれることを祈りたいと思います。
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今年もまた大小様々なチームと人々の夢と威信が邂逅するルマンのレースが開幕です!!

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